続・キトラ古墳混雑状況&行ってきました
会期終盤になり平日でも150分待ち…
前回、キトラ古墳壁画展、待ち時間状況まとめ(5/2更新) のエントリで、待ち時間状況をまとめたのですが、ゴールデンウィークを過ぎて、会期後半になるにつれてますますすごいことになっています。下記の待ち時間推移グラフをご覧ください。
※画像をクリックすると拡大します。
ゴールデンウィークの連休中に混むのはある程度予測できたのですが、連休が明けて休館日を1日挟んだ7日以降の混雑ぶりが際立っていますね。それまでは16時頃になれば入館30分待ち程度に落ち着いていたのですが、7日以降は平日休日問わず、閉館間際まで合計70分~100分待ちが続いているような状況です。(入館最終時刻に列に並んでいれば観覧することができるということです)
そして、行ってきました。
ところで、こんなエントリを書いている私も遂に行ってきました。連休最終日の夕方であれば他の日よりは空いているであろうという読みで、5月6日に行ってきました。15時頃には30分程度の入館待ち列でした(写真)が、平成館の特別展や新指定文化財の展示を観た後、17時頃に列に並んでみたところ10分弱の待ち時間で入ることができました。その翌週からの混み具合を思えば、すごくよいタイミングで行けたと思います。
これから行かれる場合にもやはり可能な限り閉館間際狙いをおすすめします。(これは今回に限らず、人気の展覧会での普遍的な法則だと思います。)5/13時点ではほぼ終日、大混雑という状況でどの時間帯でもほとんど差がなくなりつつはありますが、それでも開館直後~午後2時頃のピーク時間帯よりはましなはずです。
バーチャルリアリティーでキトラ古墳を体感!
列に並んでしまえば、列を離れることはできませんが、列が落ち着くまで他の展示などを観て過ごすのは良策ですね。
現在、東洋館地下1階にあるTNM&TOPPANミュージアムシアターでは、キトラ古墳の石室内部や極彩色壁画の様子をバーチャルリアリティーで体感することができる作品「キトラ古墳」(上映時間約40分)が7月13日まで上映されています。各日の上映スケジュールが、それぞれの期間によって異なりますので詳細は公式サイトでご確認ください。
TNM&TOPPANミュージアムシアター
(新しいウインドウで開きます)
そのほか、表慶館では「キトラに触れる!」という展示があり、42インチのモニターに表示された高画質の壁画画像をスマートフォンと同じように指で拡大・縮小しながら確認することができます。現物では肉眼で確認できないところまで体感できるという優れものです。こちらもぜひ。
現地で観覧するチャンスも!
今回公開されているキトラ古墳壁画ですが、『2016年度を目処に、国土交通省が国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区内に新設する予定の「体験学習館(仮称)」の「壁画保存管理施設」(当該部分は文化庁による設計・施工)における保存公開を目指して』(1)いるということですから、「この混雑状況ではちょっと」と躊躇う方はぜひ2年後に現地での公開を狙うのもよいかもしれませんね。
(1) 東京国立博物館webサイト, http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1646 (2014年5月14日確認)