毎月18日開帳、東京・護国寺の如意輪観音

20140114-204230.jpg

きたる1月18日は東京・護国寺の如意輪観音像の定例開帳の日です。既に関東の仏像好きの間ではお馴染みになった護国寺の如意輪観音さまは正月1日~5日、節分(2月3日)、四万六千日(7月9,10日)および、毎月18日に開帳されています。4年ほど前から毎月18日にも定期開帳されるようになったこともあってより身近になりましたね。

護国寺は徳川綱吉が母・桂昌院の願いを受けて創建した寺院で、ご本尊は桂昌院の念持仏だった天然琥珀製の六寸五分の如意輪観音像です。こちらの如意輪観音は絶対秘仏として奥の院に安置されています。現在、本堂の厨子に祀られている木造如意輪観音像は堀田正虎(幕府の大老・堀田正俊の子)の母・栄隆院尼が寄進されたもので、平安時代後期頃の作と見られています。片膝を立てて座る六臂の坐像で、通常の如意輪よりもうつむき加減の思惟の表情が特徴的です。まばゆいばかりの冠と装飾にも圧倒されます。

今年の正月に参拝しましたが、久しぶりにお会いした如意輪観音様は、相変わらず美しく輝いていました。通常は少し離れたところからの参拝ですが、開帳法要や護摩祈祷の直後には間近でお参りできる場合もあるので、護摩が行われる時間帯を狙ってお参りするとよいかもしれません。

堂内には大日如来坐像や地蔵菩薩立像(平安時代)、不動明王立像(鎌倉時代)、三十三身仏(江戸時代)などが安置されていて、以前は法要直後の内陣参拝の際に近くで拝観することができましたが、最近はあまり近くまで行けないかもしれません。

護国寺本堂
本堂は元禄10年(1697年)建立で国の重要文化財に指定されています。月光殿は三井寺(園城寺)日光院客殿を移築したものです。安土桃山時代の建築でこちらも国の重要文化財に指定されています。区指定建造物の薬師堂も、元禄4年建立の経堂を移築したもので元禄期の遺構として貴重な建築です。
このように都心のど真ん中にありながら、多くの建築や仏像が震災や戦火を乗り越えて残っているというのは大変貴重ですね。

護国寺
住所:東京都文京区大塚5-40-1
電話:03-3941-0764
アクセス:東京メトロ有楽町線護国寺駅下車すぐ
拝観料:無料
※如意輪観音の開扉は毎月18日および1月1日~5日、2月3日、7月9,10日。
その他、特別行事の際にも不定期で開扉されることがある



2014-01-17 | Posted in 仏像, 東京, 開帳No Comments » 

関連記事

Comment





Comment