サントリー美術館「高野山開創1200年記念 高野山の名宝(仮称)」展

来年、平成27年には空海が高野山を開創して1200年をむかえます。開創1200年記念のさまざまな行事の一環として、今年の秋に東京のサントリー美術館で特別展が予定されています。1月現在、詳細は未定のようですが分かっている限りでは運慶作の八大童子立像や快慶作の孔雀明王坐像が出展予定となっています。

八大童子や孔雀明王は高野山の霊宝館でも、毎年夏の特別展くらいしか出展されません。特別展であってももテーマによって展示されたりされなかったりです。八大童子は2013年の夏こそ後補2躯を除く運慶作の6躯が勢ぞろいましたが、それも珍しく、例年は1~2躯のみの展示がほとんどです。また、孔雀明王に関しては2年〜3年に一度くらいの間隔での展示で、最近では2010年夏が最後でした。さらに高野山の外に出るとなると2006年以来8年ぶりのようです。

私個人としては運慶好きでありながらも、快慶の孔雀明王に3年ぶりに再会できるのを非常に楽しみにしています。この孔雀明王は快慶作品の中でも三指に入るくらい好きなのです。なんといっても、切れ長の目がセクシーで小顔、イケメン…!高野山霊峰館で拝んだときはしばらくその場を離れることが出来なかったですねえ。ホント、楽しみです。

展覧会:高野山開創1200年記念 高野山の名宝(仮称)
会期:2014年10月11日(土)~12月7日(日)
会場:サントリー美術館
公式サイト: http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/future.html
主な出展品:重要文化財「孔雀明王像」 快慶作 鎌倉時代 金剛峯寺蔵, 国宝「八大童子立像」 運慶作 鎌倉時代 金剛峯寺蔵

高野山開創1200年の行事としては以前も紹介したように平成27年4月2日~5月21日の慈尊院の国宝弥勒仏開帳も予定されています。

2014-01-17 | Posted in 仏像, 公開情報, 展覧会, 東京No Comments » 

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